【チームレポート】浦和 130年の歴史を持つ伝統校の挑戦。「尚文昌武」が校訓。
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浦和

130年の歴史を持つ伝統校の挑戦
選手主体のマネジメントで一丸

 2度の選抜甲子園出場の実績を持つ伝統進学校・浦和。130年の歴史を持つチームは、選手主体のマネジメントで聖地を狙う。

■課題克服でチーム進化


 選手たちがプレーごとに対話を重ねながら練習が進んでいく。産官学に多くの人材を輩出する伝統進学校・浦和は、1935、1937年に2度選抜へ出場した実績を誇る。尾崎慎之助主将(3年=捕手)を中心に、若山和人副将(3年=中堅手)、鈴木央輔副将(3年=投手)、練習長・佐藤嶺(3年=二塁手)が各ポジションのリーダーとなり、みんなで練習内容を考えていく。

佐藤は「試合での課題を確認しながら、練習メニューに反映させていきます。練習中もしっかりと話すことで、プレーへの理解が深まっていくと思います」と話す。それぞれが課題を把握して全員で向き合っていく。課題克服の日々がチームの成長につながっていく。


■勉強、部活、行事の三兎を追う


 選手たちの練習を見守っているのは丸中健嗣監督だ。横浜国大卒業後に県教員(英語)となると、越谷東で野球指導し2018年に浦和着任。最初の1年目は伝統あるボート部顧問を務めるなど他競技を学び、2019年から野球部顧問となった。

責任教師を経て2024年秋から、藁谷公次前監督からタスキを引き継ぎ、監督を任されている。丸中監督は「浦和の生徒たちは、勉強も部活動も妥協することなく高い目標を設定することで、自分たちから動いてくれる。そして本質を理解すると一気に上達していく」と語る。

校訓は「尚文昌武(しょうぶんしょうぶ)」。「文を尚(たっと)び、武を昌(さか)んにす」という意味で、勉強、部活、学校行事の三兎を追うことを求める。


■昨夏は21年ぶりに4回戦進出


 昨夏大会は21年ぶりに4回戦へ進出した。4回戦ではUDトラックス上尾スタジアムで上尾と対戦し、迫力の応援を受けて善戦。2対4での惜敗となったが堂々の戦いを見せた。2026年のチームは、昨夏を経験した尾崎主将、渡邉雄太(3年=投手)、平山大翔(3年=遊撃手)らセンターラインが残り経験値が受け継がれている。

新チームの昨秋は1回戦で本庄東に勝利したが、2回戦で秀明英光に6対7で無念の敗戦となった。投手陣はエース渡邉のほか福本貴也(3年)が力を伸ばし失点は計算できる。打線は上位、下位問わずにどこからでもチャンスを作って得点を奪っていく。尾崎主将は「秋は乱打戦になった中で自分たちの戦いができなかった。

春・夏は守備からゲームを作って接戦を勝ち上がっていく」と前を向く。浦和は、勝利と人間的成長、そして地域への感謝の“3兎”を追求し、伝統を体現していく。

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