こつこつ蓄えた力が夏に開花
粘り強さを武器に大健闘

 掛川工が29年ぶりのベスト8に輝いた。準々決勝では選抜出場の日大三島を相手に5対8と健闘し、成長を示した。

■快進撃でベスト8へ  

29年ぶりとなるベスト8進出を果たした。  

4回戦ではシード校の掛川東と対戦。エース左腕の杉井俊介(3年)が得意のスライダーを武器に延長10回まで1失点に抑えると、その裏、無死満塁から5番・橋口風汰(3年=捕手)がタイムリー。3回戦に続き、サヨナラ勝ちを飾った。  

テーマとして掲げてきたのが粘り強く勝つ野球。バッテリーを中心に守り抜き、少ないチャンスで1点をもぎ取る。準々決勝の日大三島戦でも、その姿勢を体現した。  

3点を追いかける5回に5安打を集中して同点。4点差と開いた最終回にも1点を返し、今春の選抜大会出場校を追い詰めた。試合後、豊田和晃監督は涙を堪えながら、「大会を通して私の想像を遥かに超える成長を見せてくれた。頼もしかった」と選手の頑張りを称えた。

■やりきった夏  

昨秋の新チーム結成時に、目標を甲子園と設定。今年のゴールデンウィークは関西遠征に出向き、今春選抜大会に出場した市和歌山とも対戦した。敗れたものの、2対4と善戦。少しずつ自信を掴み、夏に大輪の花を咲かせた。「最後まで楽しく野球ができました。悔しいけど良かったです」(三浦光陽主将・3年=外野手)  

全力で自分たちの野球をやりきった掛川工ナイン。清々しい表情で球場を去った。

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