【石橋】春季栃木大会レポート「秋春ベスト4」

今春の選抜大会に悲願の初出場
甲子園の経験を土台に全体の底上げ図る

 今春の選抜大会に21世紀枠で出場した石橋。選抜大会直後の春季栃木県高校野球大会でもベスト4という結果を残した。

■全体の底上げがテーマ  

石橋は昨秋大会でベスト4へ進出し21世紀枠候補に選出された。3度目の候補となったチームは1月下旬の選考委員会の結果によって、初の選抜大会出場が決定した。選抜大会では初戦となった2回戦で能代松陽と対戦して、エース入江祥太の好投によってロースコアの投手戦を展開。しかし、打線に“あと一本”が出ずに0対3で敗れて、甲子園初勝利には届かなかった。選抜大会帰りの石橋は、夏に向けてチームをチューンアップ。全体の底上げと新戦力の成長をテーマに春大会へ向かっていった。

■秋春の2大会連続でベスト4  

石橋は、4回戦で鹿沼に勝利、準々決勝・小山戦では3対3で迎えた九回に大金莉久が勝ち越しの決勝タイムリーを放ち、サヨナラ勝ちで6年ぶりのベスト4に進んだ。準決勝・作新学院戦では、藤巻翔汰が先発したが序盤からリズムをつかめずに得点を奪われると、意地で3点を奪ったものの6回に大量の8失点を喫して3対20で6回コールド敗戦となった。石橋は選抜大会を経て、春県大会ではポジション、打順などを変更しながら、チームの最大値を探っていた。甲子園の経験が活きてくるのはこれから。春・夏連続の甲子園出場を目指すチームは、夏へ向けてひたむきに努力を続けていく。秋春の2大会連続でベスト4となったチームは、2年生主力も多いだけに“伸びしろ”は十分。選抜大会の経験を糧に、初の夏甲子園へ挑む。

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