【宇都宮 野球部】「吉報届かずも、確かな一歩」

宇都宮21世紀枠ならず。

選抜初出場の夢消える

宇都宮に“吉報”は届かなかった。

21世紀枠候補として選考日を迎えたが、惜しくも出場を逃した。

結果を受け止めた選手たちは、夏に向けて再び立ち上がる。

(取材・矢吹徳男)

県内トップの進学校として全国に知られる宇都宮は、昨秋の栃木県大会でベスト8へ進出。

文武両道と社会活動などが評価され21世紀枠候補9校に残り、初の選抜出場への期待がにわかに高まっていた。

■ 21世紀枠候補の「誇り」

1月24日、宇都宮に選抜の“切符”は届かなかった。

21世紀枠で候補校の最終9校に残り『最後の審判』を待った。

午後3時、村山二郎校長は同校校長室の電話を前に着席してインターネット速報に目をやりながら時を待った。

特別選考委員会は21世紀枠出場3校に、帯広農(北海道)、磐城(福島)、平田(島根)を選出した。

時は午後3時4分。

村山校長は「ただいまライブ配信がありました。

残念でした。

関東・東京地区の候補校に推薦され非常に光栄でした。

文武両道やボランティア活動が評価され非常に誇らしい。

真の実力を付けて夏の甲子園出場を目指して頑張ってほしい」と報道陣を前に語った。

村山校長は7時間目の授業終了を待って校内放送で全校生徒へ結果を伝えた。

放課後のグラウンドに集合した19人の野球部員を前に「候補校はプレッシャーだったかもしれないがそれは自分たちに対する周囲からの期待の表れ。

実感できたと思います。

この経験を心にとめてモチベーションを上げていってください」と励ました。

森田泰典部長は「野球部が目指してきたことは目の前の結果でなく先にある大きなものだ。

やってきたことを変えることはない。

結果は結果として受けとめて一緒に頑張ろう」と訓示した。

篠崎淳監督は「今回、候補校となって応援をいただいた方々の気持ちを感じ取れる人間になってほしい。

我々がやるべき事は変わらない。

一喜一憂することなく『これからどうすべきか』を考えていく。

この先には春、夏の大会がある。

グラウンド上での気持ちはそちらへ切り換えよう」と諭した。


栃木県立宇都宮高等学校

【学校紹介】
住 所:栃木県宇都宮市滝の原3-5-70
創 立:1879年
甲子園:夏1回
栃木県宇都宮市にある県内随一の伝統進学校。

産官学の各分野で活躍する人材を多数輩出する。

野球部は、宇都宮中時代の1924年に夏甲子園出場。

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