打撃力アップを目指す宇都宮工はこの秋から、スイングをしながらグラウンドを一周する「スイングラン」をスタートした。全力で素振りをしながら一歩一歩グラウンドを巡る過酷なトレーニングに選手は悲鳴をあげる。1周でスイング数は約500回。選手たちは、甲子園を狙って、黙々とバットを振り続ける。 2018年12月号掲載...
- ホーム
- 勝トレ | 月刊高校野球CHARGE! - Part 9
勝トレの記事一覧
東海大静岡翔洋では、1時間弱をウオーミングアップに費やす。 豊富な理論を持つ原監督の下、骨盤の仙骨調整や胸郭の可動域の確保など、入念に行っている。この取り組みを始めてから、故障する選手がほとんどいなくなったとのこと。森球紀主将(2年=内野手)は「故障がないのはもちろん、準備ができた状態でボールを使った練習に入ることがで...
秋季大会は「安打数は少なかったが、選手たちが個々のアイデアで少ないチャンスを生かし、守りきる野球」で4回戦進出を果たした津久井浜。秋以降、三井監督が取り入れたのが「ホームランを打つ練習」だ。「1人1号」を目標に、専門的な講師も招いて、遠くに飛ばすことに特化した練習を行う。 「ホームランになる角度の打球を打つこと」を意識...
冬場は走り込み中心のトレーニングに励む。12月から1月の終わりまでは、毎週日曜日に調布から国立や立川までを往復する長距離走を実施。部員の基礎体力を底上げする名物トレーニングとなっている。 トレーニングの効果は大きく、今冬のトップは陸上部に匹敵するタイムを出すまでになった。持久力、足腰だけでなく、「精神的な粘り強さも鍛え...
「GAP」とは、(Good Agricultural Practice農業生産工程管理)の略。相澤興平主将、吉澤勇作、萩原侑己の3人は植物科学科果樹コースで、GAP認証の準備を行っている。農業と野球は、日々の積み重ねが大切。GAPトリオは、農業と野球に全力投球している。 2018年11月号掲載...
竹下監督が「ウチの打撃の基本になる」というタイヤ投げとタイヤスイング。 まずタイヤを投げながら、打撃の形を覚える。その後、バットを持ち、タイヤを投げる感覚でスイングしていく。「振る力がついたり、インパクトの感じが良くなったりしています」(鈴木主将)。この練習の効果で体を大きく使ったスイングを覚え、打球の飛距離が伸びてい...
学校から徒歩5分の距離にある野球部寮。玄関をくぐると、トレーニング機器が多く並べられている。その中で、「これをやると打球が飛ぶようになる」と片平監督が教えてくれたのが、ローイングトレーニング。選手たちは苦しそうな表情を浮かべ、1分間、ボートを漕ぐような形でマシンのハンドルを全力で何度も引っ張る。「腕や足が太くなるのはも...
新チームになって導入された1人1冊の野球ノート。 1日1ページ、その日の食事メニューに体重、体温を記し、自分自身の課題、反省、次への目標などを書き込む。「言われたメニューをこなすだけでは仕方がない。今、自分に何が足りないのか。課題の意識をしっかりと持って、うまくなるための練習をしてもらいたい」と山下監督。各自が自分で考...
一般企業に勤める鈴木裕監督が、選手を指導できるのは土日のみ。限られた時間を補うのが、時には1時間以上に及ぶこともあるミーティングだ。監督は練習試合が終わった後も試合の反省だけでなく、長時間をかけて様々な話をするという。「野球の話だけでなく、社会に出てからどうするか、といった人生の話もする。技術的なことでは、他の公立高校...
横浜創学館は、校舎から約5キロの場所にある専用グラウンドまでランニングでやってくる。ウォーミングアップを兼ねたトレーニングで年間を通じて足腰を鍛えている。エース左腕の佐藤孝輔(2年)は「毎日、走ることで体ができてきている。練習をイメージしながらグラウンドまで走っています」と話す。グラウンド入口は急勾配の坂道。その坂を毎...
千歳丘を支える主将兼エース。 3歳上の兄・敏範が千歳丘でプレーしていた影響で、同じ高校の門を叩いた。入学後は1年生から主力としてプレーし、経験を積んだ。 新チームの秋予選決勝はウェルネスに2対6で敗れたが、春夏へ向けての手応えはつかんだ。「いまは低迷してしまっているが、もう一度強いチームにしたい」。大黒柱は、自らの成長...
朝練と放課後の練習に加えて、4時間目終了後の昼休みの間も約30分の練習を敢行。主に内野と外野に分かれてノックを行って課題克服に励んでいる。普段からユニフォーム姿で授業を受けているために着替える必要はなし。「練習道具も揃えられているのですぐに練習することができる」と荒木主将。昼の30分が、確かな技術向上へと繋がる。 20...