【日大二】「N.を描く」

第76回秋季関東地区高等学校野球大会レポート
33年ぶりのベスト4進出
準々決勝で二松学舎大附を撃破

日大二が秋季都大会準々決勝で二松学舎大附を撃破して33年ぶりにベスト4へ進出した。選手たちは大会を通じて大きな進化を遂げた。

■ジャイアントキリング完遂

日大二が今大会最大のジャイアントキリングを起こした。2回戦で実力校・佼成学園に2対1で勝利して勢いに乗った。3回戦では明大中野を10対0で撃破して準々決勝へ駒を進めると、ベスト4進出をかけて東東京の横綱・二松学舎大附と対戦した。下馬評は二松学舎大附有利。だが、日大二の先発・鈴木勝也が相手強力打線を封じて2対2のまま延長タイブレークへ突入した。そして延長12回の死闘を制して4対3で勝ち切ってみせた。鈴木が10回3失点のピッチングをみせると、11回から登板した1年生左腕・宮村笑琥がタイブレークの状況で2イニングを無失点で締めて、33年ぶりにベスト4を手繰り寄せた。

■『N』の上昇気流を描いていく

準決勝・創価戦では、左腕・宮村が先発してゲームをつくっていった。しかし、大舞台での緊張からか投打が噛み合わずに劣勢となった。打線が相手投手に3回まで5三振を奪われて沈黙。攻撃で勢いを生み出すことができなかった。選手たちは決死の戦いをみせたが0対7で無念の7回コールドとなった。  日大二は今春からOB指揮官・齊藤寛文監督がチームを率いる。チームスローガンは「N.を描く」。「N」の文字は、一度下がってから上昇していく。文字のようにはい上がっていくことを目指す。齊藤監督は「選手たちは大会を通じて一戦一戦で成長してくれたが、準決勝では逆境を跳ね返す力が足りなかった。この悔しさを忘れずに、『N』の上昇気流を描いていきたい」と語る。

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