第103回 全国高校野球選手権 群馬大会 準決勝
利根商VS健大高崎
健大高崎
投打盤石の戦いで決勝進出
利根商
「北毛初の甲子園へ」飽くなき挑戦
健大高崎が準決勝で投打盤石の戦いを見せて利根商に勝利し決勝進出を決めた。「北毛初の甲子園」を狙った利根商は次世代へ夢をつないだ。
■健大高崎、主砲・小澤の活躍で快勝
健大高崎は、春季大会準々決勝で東農大二に完封負け、チームは春の敗戦を機に生まれ変わった。今大会準々決勝では東農大二に６対０で勝利し準決勝へ駒を進めた。福田治男監督率いる利根商は、３回戦で高崎商に７対６の逆転勝利、準々決勝では渋川に勝ち、４強入りを果たした。 健大高崎は初回に小澤周平の適時二塁打、堀江晃生の犠飛などで３点を奪い、ゲームを優位に進めていく。利根商は先発・髙輝が初回こそ３失点したものの２回以降に立ち直っていく。６回に保坂陽呂の適時二塁打で１点を返し反撃態勢となったが、その裏に健大高崎・小澤の３点本塁打などで６失点し、１対９で７回コールドゲームとなった。健大高崎は盤石の戦いで決勝へ。利根商は、福田監督体制３年目でベスト４進出を果たしたが、健大高崎の壁に弾き返された。福田監督は「北毛初の甲子園という目標達成のためにこれからも挑戦していく」と語った。健大高崎の「強さ」と、利根商の「可能性」を感じたゲームだった。
(2021年９月号掲載)
