秋季大会レポート一次予選 【二松学舎大附 vs 帝京】

秋季大会レポート一次予選
二松学舎大附vs帝京

二松学舎大附 投打が噛み合いライバルに快勝
帝京 力発揮できず選抜の夢が遠ざかる

秋季都大会一次予選決勝で二松学舎大附と帝京が激突した。東東京の強豪同士の対戦は二松学舎大附が快勝し、都大会出場を決めた。帝京は来春の選抜出場が絶望的となった。(取材・松井裕一)

■東東京の強豪同士が予選で激突

一次予選屈指の好カードの試合会場は当初帝京高グラウンドだったが、江戸川区球場に変更となり多くのファンが駆けつけた。帝京の先発は、1年夏の東東京大会からマウンドを経験してきた注目速球派右腕のエース・西崎桔平。1回表、二松学舎大附は西崎を攻め、一死満塁から5番・椎名潤の犠飛で1点を先制。続く6番・永尾愛蓮が右前にはじき返して2点目、さらに7番・祖父江広都が左翼に二塁打を放ち、一気に3点を奪った。3回表、二松学舎大附は8番・花澤莞爾の左犠飛で1点を追加。4回表には9番・小枝英心の右越え本塁打が飛び出して5対0と帝京を突き放し、この回の途中で西崎を降板させた。

攻撃の手を緩めない二松学舎大附は5回表、主砲・片井海斗らの3連続適時打で3点を追加した。投げては先発した背番号7の左腕・祖父江が7イニングを投げ切り、被安打2、与四死球1の完封ショーで、8対0の7回コールド勝ちを収めた。市原勝人監督は「今日の勝利は、選手たちの自信になったと思う」と語った。

一方、敗れた帝京は再三にわたりチャンスを演出したが、二松学舎大附の堅い守備に阻まれ、得点を奪うことはできなかった。投手陣は西崎、左腕・鈴木力人、右腕・黒木大地が登板して防戦したが、相手打線の勢いを止められなかった。金田優哉監督は「完敗です」と敗戦を受け止めた。

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